口臭について
こんにちは。
4回目の更新は、口臭について話させて頂きたいと思います。
日本人は元来、においには敏感だと言われていますが、口臭に関しても気にする方が意外に多いのではないでしょうか?
口臭にはいくつかの種類があります。
*口臭の種類*
1、生理的な口臭
(起床時におこるもの、緊張やストレスを感じた時に生じるもの、空腹時や疲労時におこるもの、生理や妊娠時に生じる口臭等があります)
2.飲食物からの口臭
(ニラ、ニンニク、ねぎ、においの強い物、アルコール等を飲食後に発生するものや、喫煙によって生じる口臭などがあります。)
3.口の中に原因がある口臭
(虫歯から生じるもの、プラーク(歯垢)から発生するもの、歯周病によっておこるものや、舌の汚れ、唾液減少から生じる口臭などがあります。)
4.口以外に原因がある口臭
(糖尿病、胃潰瘍、慢性胃炎、蓄膿症、慢性気管支炎などによって口臭が生じることがあります)
5.思い込み口臭
(わずかな口臭を自分自身で強く臭うと感じる状態です)
口臭の発生は、ひとつの原因だけでなく複数の要因が重なっている場合がよくあります。
当院では「オーラルクローマ」という口臭測定器を利用して、以下の口臭の原因物質を測定することができます。
*口臭の原因物質*
硫化水素(H2S)→舌の表面が汚れていたり、食べ物の残りカスが溜まっていると硫化水素が発生しやすくなります。
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メチルメルカプタン(CH3SH)→口の中の細菌から発生し、口臭の原因になります。プラークや歯石がたまったり、歯周病菌が増加したり、歯周病が進行ぎみになるとメチルメルカプタンが発生します
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ジメチルサルファイド(CH32S)→硫化水素やメチルメルカプタンとは異なり、消化器系や肝臓など、口の中以外の所が原因で発生することが多いです。原因として、常用する内服薬、ニンニク等の食品摂取、便秘、肺や肝臓疾患などが考えられます。
♢対策♢ニラ、ニンニク、ねぎ等は、一時的な口臭の原因になるので注意する 内服薬が影響していることが考えられる場合には、種類を変えてみるとよいかもしれません。
※ジメチルサルファイドが極端に多く出た場合は、一度内科医に相談してみるのもよいでしょう。
口臭の原因の80%は、歯周病といわれています。
歯ぐき(歯肉)の検査を行い、お口の中のプラーク(歯垢)状態をチェックすることで歯周病か否か検査することができます。
その他、かぶせ物などが合っていなかったり、舌から匂う場合もありますので、
それぞれに対応した治療が、必要になってくる場合もございます。
もし、口臭が気になる方はお気軽にお電話またはご相談ください。
検査に関しては無料となっております。